トランプが一旦退場して民主党政権になったら万事目出度しかといえばそう単純なはずもなく、旧民主党/リベラルのエリート主義的なベクトルが「忘れられた」という怨念を蓄積させ、それを巧みに焚き付けたのがトランプ(はじめとする近年の各国の状況)なのだから、いくらでも再燃する余地はある。バイデンは、予備選では引き算で決まったような形ではあったが、案外この状況には適任かもという声が増えている。「ディベートで自分を個人攻撃したカマラ・ハリスを副大統領候補に選んだ」こと、駄々をこねるトランプをことさら攻撃せず淡々と準備を進める姿勢、これらは確かに「村の長老のような」バイデンへの期待につながっている
トランプのTwitterアカウントが永久凍結となり、主張を拡散する手段を奪われた影響は大きいだろう。SNSがトランプを野放しにしたことが分断や劣化の大きな要因として、規制強化を求める意見も強い。言論の自由とのバランスから難しいところだが、T社はアカウント一時停止→再開後も暴力を煽りかねない投稿があったためとしている https://blog.twitter.com/en_us/topics/company/2020/suspension.html
記録のために書いておく。1日トランプの腹心バー司法長官が不正は確認されないと発言。11日連邦最高裁がテキサス州司法長官の訴え(4州での大統領選結果認定阻止を要求)を却下。14日米大統領選挙人投票でバイデンが11/3の結果通り306人の票を獲得、バー司法長官解任。15日態度を保留してきたマコネル上院院内総務がバイデンを祝福し1月6日の議会での確認・確定に共和党議員が異議申し立てをしないよう動き始めた。いずれも米時間